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  • 2008.11.03 Monday
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光の旅 かげの旅

この本は、安野光雅さんの「さよならさんかく」についてブログにかいたとき、「くどー★La★ちぇこさんの絵本日記 」のくどー★La★ちぇこさんに教えていただいた1冊です。

今回、4年生に読んでみました。

夜明けに家を出て、街へ向かい、街で1日をすごし、日がくれてから家にもどる、ただそれだけのストーリーです。
内容的には、たんたんと時が過ぎていき、人をひきつけるものはあまりないのですが、とにかく絵がすばらしい。

白と黒だけで表現された世界。色がないぶん、圧倒的な存在感を感じさせられます。
そして、おもしろいしかけが……。
最後まで読んでいき、これで終わりとなったとき、本をくるっとさかさまにします。
そうすると、これまで読んでいたページを上下さかさまにした状態で、もう一度読んでいくことができるのです。
普通にみていくと、それは昼の世界…「光の旅」
ひっくり返してみていくと、それは夜の世界…「かげの旅」
文字はひっくりかえしたものがそれぞれ下のほうに印刷されているのですが、絵は1枚を上下さかさまに見ることになります。
同じ絵を上から見ても下から見ても、それぞれ、ちゃんと絵としてなりたって違う場面を表しているのです。

子どもたちに読んだときは、さかさまになった後、ページがめくられるごとに、
「オー」
というおどろきの声があがりました。
そして、読み終わると、
「すごい。おもしろいというより、すごい。」
口々に言っていました。

ときには、こんなふうに、絵そのものを純粋に楽しむ絵本もいいなあと思います。
(ただ年齢の低い子には、難しいかもしれません)

hikarinotabi光の旅 かげの旅
絵本の部屋 しかけ絵本の本棚
アン・ジョナス/〔著〕 内海まお/訳
出版社名 評論社
出版年月 1984年4月
ISBNコード 978-4-566-00208-1
(4-566-00208-X)
税込価格 1,365円
頁数・縦サイズ 1冊 25cm


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よかったねネッドくん

1年生と2年生に読みましたが、子どもって、こんなところで驚いて喜ぶんだ……ということに、読んだ私がうれしく驚いた本です。
低学年から。
日本語の訳文の下に英語の原文がのっているので、小学校6年生の娘がおもしろがって読み比べていました。

 ある日、ネッドくんにびっくりパーティーへの招待状が届きます。
 よかったね。
英文では、ここは、
 Fortunately
 one day,NEd got a letter(以下略)
と、なっています。

「Fortunately」が「よかったね」と、訳されているわけです。

 でも、たいへん!
 パーティーは遠いフロリダでやるのです。

「But unfortuately」が「でも、たいへん!」となっています。

この「よかったね」と「でも、たいへん!」が、ページをめくるごとに、交互に出てきます。

 飛行機を見つけて「よかったね」
 でも、その飛行機が爆発したので「でも、たいへん!」

と、いった具合です。

飛行機の爆発なんて、まだまだ序の口、と、いった不運につぐ不運。「たいへん!」
でも、ネッドくんは、驚異的な身体能力と、強運を発揮してきりぬけてしまうのです。「よかったね」

このネッドくんの不運と、幸運な切り抜け方が子どもの心にどんぴしゃりとひびくようです。
「すっげえ」
と、いう声がこれほど聞かれた本は、これまで読んだなかでは最高の部類に入るかも。

大人の私から見ると荒唐無稽なのに、子どもたちにとっては、「すっげえ」冒険世界のようです。

本って楽しいんだという気持ちを、たっぷり味わえる絵本です。
光村の2年生の教科書に紹介されていることに気づきましたが、そういえば、2年生の方が反応がよかったような……。発達段階的には2年生がいちばんあっているのかな、とも、思います。

よかったねネッドくん 
英文つき  改訂版
レミー・シャーリップ/さく やぎたよしこ/訳
出版社名 偕成社
出版年月 1997年11月
ISBNコード 978-4-03-201430-3
(4-03-201430-2)
税込価格 1,470円
頁数・縦サイズ 41P 26cm



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くっくです。この名前、鳥ということでつけたほかはなんの意味もありませんが、気にいってます。カウンターの数字は「スランになりたいな」からのものです。数字が消えてしまうのはちょっと悲しかったので……。「スランの本棚」のカウンターはこれから7700をひいたものです(^^ゞ

キアです。ヴォクトの「スラン」に出てくるなかなか重要な登場人物キア・グレイの名前から拝借しました。ペットの名前に使われたと知ったら怒られそうです。
スランについて
ブログ「スランの本棚」のスランはヴォクトの古典的名作SF「スラン」からとりました。 スランというのは、新人類で、人の心を読むことができたり、知覚力や知力が現(?)人類よりはるかにうわまわっています。迫害され、表舞台からは姿をけしています。主人公のジョン・トマス・クロスはまだ9歳のスランの少年。人類や無触毛スラン(スランには触毛があるんです)に対して憎悪を持ちながらも、成長し能力が成熟していくなかで共存の道を模索していきます。 ね、なかなかいい感じでしょう。 前の「スランになりたいな」を始めるときに、たまたま「スラン」を読み返していたため勢いでつけました。勢いでつけたわりには気にいっています。 でも、この「スラン」絶版になっています。さびしいなあ。 ちなみに、昔アニメにもなった竹宮恵子の「地球へ」の主人公、ジョミーは、この「スラン」の主人公ジョン・トマス・クロス にちなんでいるそうです
                
こんな本もいいな
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