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  • 2008.11.03 Monday
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きつね森の山男

年長さんから読みましたが、文章に読み応えがあり、おおぜいに読むのなら、小学生低学年からが読みやすいです。

「11ぴきのねこ」の馬場のぼるさんの絵本第一作です。
今から45年くらい前に他の出版社から出され、後に全面的にかきなおされてこぐま社から出されたそうです。
それまで漫画を描かれていたので、
「漫画の要素が…」
と、いうようなことを本人がおっしゃっていたものを読んだことがあります。
作者がそういうんだから、絵本らしくないのかな〜。でも、素人にはよくわかりません。
楽しい本です。

きつね森に住むことになった気がよくて力持ちの山男。
朴訥でなんとなくユーモラスな雰囲気をただよわせています。

その森のきつねたちは、「ふいふいっと」兵隊にばける練習をしたりしてなぜか戦闘態勢にあります。
理由は、遠くに見えるお城に住む殿様から身を守るため。

では、殿様は、どうしてきつねを狩ろうとしているかというと、
それは、きつねの毛皮を手に入れるため。
殿様は、有名な寒がりやさんなのです。
そこで、きつねをいっぴきのこらずつかまえて、ちゃんちゃんこやえりまき、しきもの、ずきん、どちら、はかまなどなどを作り、あたたかい生活を手に入れようと考えたのです。
おとのさまの頭の中の様子をかいた絵を見ると、きつねの毛皮にかこまれて、毛皮を身につけ、にんまりしています。
…よほど、寒いのがきらいなんですね。
いかにも、ひよわなお殿様という感じ。それに対して山男は陽に焼けて冬でも半そででへっちゃらへっちゃらという感じ。

山男は負けそうなきつねに味方し殿様の軍隊をやぶりますが、実は山男には戦いより、ずっと得意で好きなことがありました。
それは、大根づくり。
そしてそれからつくるふろふき大根を食べるのが好きだったのです。

でも、ふろふき大根って、子どもにとってポピュラーな食べ物ではありませんよね。
これってもしかしたら、馬場のぼるさんの好物なのかしら。

ところで、この本には、ふろふき大根のほかに山男がしこんだ「まっかっかのぶどうしゅ」が登場します。これがまた美味しそうなんです。
馬場さんは、ふろふきの他にも、ぶどう酒も好きだったのでしょうか。

ふろふき大根とぶどう酒を飲む部分はこう書かれています。

「あっついふろふきだいこんを、ほっぺたをほろほろやってくっては、まっかっかのぶどうしゅを、きゅうっとのんでいたのでした」

いかにも美味しそうでしょう。
今日の献立は、ふろふき大根だと、この文を読んで思うのは、やっぱり大人だけかもしれませんが(^^ゞ

ところで、このふろふき大根のために、山男はその後困ったはめに陥ります。でも、その山男を救ったのも、ふろふき大根でした。

最後は、きつねたちも、山男も、そしてお殿様も、だれにとっても幸せな結果になります。
お殿様と奥方様ののんびりうれしそうな笑顔が印象的です。

全編、やわらかい色彩の絵。ほんわかした物語にぴったりあっていてほんわかした気持ちになります。
内容も起伏にとんでいて子供たちはいつも楽しんで聞いてくれました。


きつね森の山男
馬場のぼる/著
出版社名 こぐま社
出版年月 1980年
ISBNコード 4-7721-0038-5
税込価格 1,365円
頁数・縦サイズ 1冊 27cm


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  • 2008.11.03 Monday
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  • 12:41
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コメント
きゃ〜♪この本、我が家では、とてもとても思い出深いものなんです。
息子が、何をどう気に入ったのか、ものすごく好きで、毎日のように読み聞かせていました。
そして、作った「ふろふき大根」。今では、「ふろふき大根」は、我が家の定番メニューなんですよ。
ちなみに、気持ちで食べる息子は、今でも、3個も4個も食べちゃいます。
こももさん こんにちは♪
私もすごく好きな1冊です♪息子さんとおんなじ波長だあ!……気持ちで食べるのもおんなじです(^^)こんな寒い季節のふろふき大根は特にいいですねえ(^^)
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キアです。ヴォクトの「スラン」に出てくるなかなか重要な登場人物キア・グレイの名前から拝借しました。ペットの名前に使われたと知ったら怒られそうです。
スランについて
ブログ「スランの本棚」のスランはヴォクトの古典的名作SF「スラン」からとりました。 スランというのは、新人類で、人の心を読むことができたり、知覚力や知力が現(?)人類よりはるかにうわまわっています。迫害され、表舞台からは姿をけしています。主人公のジョン・トマス・クロスはまだ9歳のスランの少年。人類や無触毛スラン(スランには触毛があるんです)に対して憎悪を持ちながらも、成長し能力が成熟していくなかで共存の道を模索していきます。 ね、なかなかいい感じでしょう。 前の「スランになりたいな」を始めるときに、たまたま「スラン」を読み返していたため勢いでつけました。勢いでつけたわりには気にいっています。 でも、この「スラン」絶版になっています。さびしいなあ。 ちなみに、昔アニメにもなった竹宮恵子の「地球へ」の主人公、ジョミーは、この「スラン」の主人公ジョン・トマス・クロス にちなんでいるそうです
                
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