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  • 2008.11.03 Monday
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おめでとうのいちねんせい

子ども向けの詩集の絵本です。

たくさんの詩がのっていますが、この絵本の表題になっている詩がいちばん好きです。

  でんわがなったよ 
  おめでとうって 
  ぼくが いちねんせいになったからだ

ということばで始まる詩。

男の子のうれしさが、はじけるように伝わってきて、いいなあ。

昔、この詩を全文、あるところに掲示したとき、子どもたちが、
「この詩っていいよね」
と言いながら通り過ぎていった思い出のある詩です。

内輪の話ですが、うちの息子が1年生の受付に小学校にいったときに
階段の踊り場に「まってたよ まってたよ」と書いてある立て看板がありました。
それを見て
「まってたよ、だって」
と、うれしそうに言った息子の顔と声が忘れられません。
この詩を読むと、そのときのことを思い出します。

  ぼくは おめでとうの
  いちねんせいになったんだ

きっと1年生は、みんなそう思って小学校にやってくるんですよね。

残念ながら今は書店では手に入りませんが
図書館などで見つけたら、1年生の子やもうすぐ1年生になる子に読んであげてほしいなあと、思います。


おめでとうのいちねんせい
創作絵本シリーズ
糸井重里/詩 日比野克彦/絵
出版社名 小学館
出版年月 1989年12月
ISBNコード 978-4-09-727014-0
(4-09-727014-1)
税込価格 1,050円
頁数・縦サイズ 55P 27cm


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いろいろへんないろのはじまり

年長さんぐらいから読みました。
もちろん小学生も楽しめます。
3原色の学習の導入に使っても楽しいかもしれません。

色がなく、あらゆるものが黒か白か灰色であった「はいいろのとき」から物語は始まります。そこでは、世界のようすは輪郭線と黒の濃淡だけで表現されています。

その世界で魔法使いが青い色を作り出しました。
みんながその色をほしがり、世界が輪郭線と青の濃淡だけで表現されることになります。
これが「あおいろのとき」。
みんなも魔法使いも満足しました。
でも、「あおいろのとき」にはある不都合があったのです。

そこで、次に魔法使いが作り出したのは黄色。
そして、世界は「きいろのとき」へ。
でも、「きいろのとき」にも不都合があらわれます。

それで、魔法使いが作ったのは赤色。
世界は、赤色の濃淡だけの「あかいろのとき」になります。
けれども、「あかいろのとき」もそんなによくはなくて……。

さあ、困りました。
魔法使いがどんなにがんばっても、この3つの色以外はできません。
でも……。

子どもも大人も予想はしているんですが、1色の色の濃淡だけでぬられていたページが色彩豊かな世界に変わったときがなんとも楽しいです。

作者はアーノルド・ローベル。
「ふたりはともだち」シリーズのがまくんとかえるくんや「どろんここぶた」などで有名です。
作者も楽しんで描いたのではないでしょうか。人や動物、そこにある物の詳細が、丹念に描き込まれています。
子どもって、そういう細かいところをじっくり見るんですが、この本はそういう子どもたちを満足させてくれると思います。

私たちの世界もまたいろいろな色彩にあふれているのだと感じることができる1冊です。
いろいろな色があるっていいですね。

iroirohenいろいろへんないろのはじまり
アーノルド・ローベル/作 まきたまつこ/やく
出版社名 富山房
出版年月 1977年
ISBNコード 4-572-00205-3



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携帯メール、苦手です

息子が入っている野球少年団の連絡網は携帯のメールで回ってきます。
なのに、お電話をいただいてしまいました。
「メール、見ましたか?」
と、連絡網の私の前の人から。
ちゃんと回ったかどうかの確認のために、メールが届くと送ってくれた人に「届きました」と返信をすることになっているのです。

あわてて携帯を取り出すと、メールの着信のしるしは出ていません。でも、受信トレイを開くと、ちゃあんと来ていました。
……昨日に……。

昨日は遠出をした小6の娘に貸していたので、気がつかなかったのです(^^ゞ

でも、実は「届きましたか?」という電話はこれで3回目。
悪いな〜と思ってはいるので、メールに注意は払っているのですが……。
携帯って、ほんとに使わないんです。

ぱいぽの場合、携帯の使用頻度は、
 開かないでただ時計を見るのを100とすると
 アラーム 10(目覚まし時計かわりです。バイブ設定にしておくと他の人をおこさないので)
 電話 10
 タイマー 0.4
 カメラ 0.4
 メール 0.3
といった感じ。
インターネットにいたっては、半年に1回使うかどうかです。
いろんな機能がついているのにね。

そのぱいぽにメールの連絡網なんて……!
 
返信が、また、大変。
「届きました。」と、打つだけで四苦八苦。最近は「と」と打つと、「届きました」と選択肢がでることがわかったので、なんとかなりますが……(^^ゞ
「。」なんて、何回押しすぎて通り過ぎることか……。……打っているうちに、だんだん機嫌が悪くなるのが自分でもわかります。
連絡網のおかげで少しずつ慣れてきたとはいえ、やっぱり自在に打てるパソコンのキーボードの方が百倍もいい!

文明の利器とはいえ、ぱいぽのような年齢の人の中には、ぱいぽと同じようなタイプの人がけっこういるのでは、と、思っているのですが、どうでしょうか(^^ゞ

桃花片

岡野薫子さんの「桃花片」(とうかへん)

昔、国語の教科書で読み、とても印象に残っていたのに、書名も作者も忘れていた作品です。

半年ほど前、本屋で立ち読みをしていて見つけました。

「教科書にでてくるお話6年生」(ポプラポケット文庫)
という本にのっています。

個人的に、こういう「潤オ○年生」とかいう本は好きじゃありません。
普通読もうという気にはなれないのですが、子供が本を選ぶのを待っている間に手にとってぺらぺらと目次を見ていると、この名前が……。

東京書籍の教科書にのっているようですが、これまで東書の教科書を使ったことはないはず……昔は違う教科書でもこの作品を扱っていたのかしら?

それはさておき、この作品にひかれ、思わず買ってしまいました。


名人と言われ高価な壷や皿をつくっている楊(ヤン)という老陶工。
「壷を二十に皿を十、
 壷を二十に皿を十。」

この作品で鮮明に覚えていた文章の一つがこれ。リズムの心地よさ?それとも、このことばによって感じる匂いのようなものが心をとらえたのかしら?

楊の回想。
地味な日常に使うやきものばかりを作る父親。
「おとうさん、もっといいものが焼いてみたくないの。」
と言った楊の求めるものは、鑑賞できる華やかなやきもの。

父は、そんな息子をさとします。
「なにかに使うからと言って価値はさがりはしないよ。」
「おまえの壷はきびしすぎる。」
「おまえのそういう、はやる気持ちが、壷をそこなっているのだが……。」
「なにも着せないはだかの壷は、ごまかしもなにもききはしない。…(中略)…あとからいくらかざったところで、ごまかしきれるものではない……。」

自分の道をすすみ、名人と呼ばれるようになって楊は、選んだ道がよかったのかと考えるようになります。
子どもの頃に絵つけした素朴なかざり皿と白磁のつる首にかなうようなものを、自分はまだ、つくっていないような気にさえなります。

年老いた楊は、やがて、見事な名器に出会います。
それが、
「桃花片」の水滴(硯用の水差し)

ーおだやかな色、あたたかな春の感じー
ーこの小さな一つの水滴にこめられた、陶工の命 魂 に肌でふれた思いであったー

そのうらをかえしたとき、楊はそこに父親がつつましくしるした刻印を見たのです。

桃花片の描写がすばらしい。
ーその水滴の、わずかにむらさき色のかかったうす桃色の地には、くれないの小さな点が、いくつとなく、雲のようにむらがっている。それらの点は、かさなったり、わかれてぼかされたりしながら、まるみをおびた水滴全体が、けむったような花ぐもりの感じをただよわせている。−

ため息の出るような描写です。
文章は覚えていなかったけれど、水滴の美しさが心に残っていたのは、この文によるものだったのか……。

子どもの頃はよくわからなかったのですが、今こうやって読むと、内容の深さ、細やかな描写に、すばらしい作品だなあと思います。日本語の美しさに触れることができました。

挿絵がいくつか入っていますが、この作品には必要なかったと思います。特に最後の絵は心のなかでつくりあげていた水滴の美しさを微塵に砕いてしまいました。

読み聞かせたことはないですが、このよさは、高学年なら感じ取ってくれるかな。
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世界でいちばんやかましい音

小学校中学年ぐらいから読みました。

もうずいぶん前、東京子ども図書館の「おはなしのろうそく」を東京のおみやげにいただいたことがあります。それに入っていた話です。
いい話がたくさんありましたが、そのなかでとりわけ気に入ったのは、「こすずめのぼうけん」そして、この「世界でいちばんやかましい音」でした。

でも、残念ながら、かなりの長さの話で、覚えられず……挫折。
(「こすずめのぼうけん」は根性出して覚えたのですが………もう忘れました(^^ゞ… )

だから、この絵本が出たと知ったとき、まよわず購入。

ただ、少し不安だったのも確か。
文章の方を先に知ってあとで絵本になったものを見たとき、イメージが違うなあと思うことが多いのです。

でも、これは、ばっちり。太田大八さんの絵は、いかにもそうだと思えるものばかりで、ほとんど違和感を感じることがありませんでした。
何度見ても、この話の絵には、ぴったりです。
太田大八さんって、こういう絵もかくんだ、と、びっくりもしましたが。

さて、「世界でいちばんやかましい音」って、どんな音なのでしょう。

世界でいちばんやかましいことを自慢にしているガヤガヤの都。
そのなかでもとりわけやかましいのは王子さまでした。
名前はギャオギャオ……これだけでもどんな子かわかりそうなものですが、名前にたがわず、ドラムかんをつみかさねていっきにくずすなんてことが大好きな遊びだという王子さまなのです。

その王子さまが、誕生日のプレゼントに王さまにねだったものが、この「世界でいちばんやかましい音」なのです。
それは……世界中の人が一度に叫んだ音!
このプレゼントのためには、世界中の人々に協力してもらあなければなりません。壮大な事業が始まりました……。

マザーグースの
世界中の海が一つの海になったらどんなに大きな木だろな…
の世界ですね。
〜世界中の人が一度に叫んだらどんなに大きな音だろな〜

ところで、世界中の人が一度に叫ぶ音って、どんな音でしょう。
自分も世界でいちばんやかましい音を聞いてみたい。
…それって、だれでも考えることですよね。

そして……王子さまの誕生日がやってきたときには、世界中にそんな思いがひろがって……。
でも、王子さまの誕生日が台無しになったと思ったときに、大どんでんがえしがおこるのです……。

ストーリー展開のおもしろさで、長い話なのですが、ぐいぐい子どもたちをひっぱっていく本でした。

ページの配分も絶妙。さすが、太田大八さんだと思います。読む(聞く)子どもの心の動きを上手につかんでいきます。

最後のシーン。
これまでアップテンポでぐんぐん気持ちが高揚してきたものが、一転して、きらきらと音がかがやく静かな世界へとかわります……。
その世界で、これまでの喧騒のなかでは気づかれることのなかった多くの宝物を王子さまは見つけることができたのです。

この本を読み終わったあとには、静けさがそのまま子どもたちのなかに残っているような気がしました。そして私のなかにも……。

王子さまだけでなく、この本を読んだ子どもたちもきっと日常の生活のなかに今まで気づかなかったすばらしいものを見つけることができるような気がします。

何回読んでもいいなあと満足できる1冊です。


世界でいちばんやかましい音
ベンジャミン・エルキン/作 松岡享子/訳 太田大八/絵
出版社名 こぐま社
出版年月 1999年3月
ISBNコード 4-7721-0150-0
税込価格 1,155円
頁数・縦サイズ 34P 18×18cm


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アレクサンダとぜんまいねずみ

ねずみのアレクサンダはひとりぼっち。
見つけられると皿をなげられたりして、人間に追われる毎日。

そんな彼が始めて出会った友達は、ぜんまいねずみのウィリーです。
自分からは動けないウィリーですが、彼がみんなにちやほやされているのを知って、アレクサンダは自分もウィリーのようになってみたいと思います。

でも、その願いをかなえるためには、生き物をほかの生き物にかえると力を持つ紫の小石が必要になるのです。

自分の夢をかなえるため、長い間、探し続けたアレクサンダが、その小石が見つけた時は、奇しくも、ウィリーが飽きてゴミ箱に捨てられたときでした。
そうして、アレクサンダは……。

昔、教育出版の教科書にもとりあげられていた話です。

長い話ではないのですが、文章に無駄がありません。
ほんの短い文なのに、本当の幸せや友情について深く考えさせられます。

アレクサンダが、自分をぜんまいねずみにかえてほしいと思いながら、どたんばで、その願いを変えたときの心の葛藤……。
自分とその周囲におきかえてこの状況を深く考えることができるのは、ある程度の年齢になってからかもしれません。

作者のレオ・レオニは、あの「スイミー」や「あおくんときいろちゃん」の作者。

実は、レオ・レオニは、作品によっては、ときに、ちょっと教訓色が気になるところがあるのですが、この「アレクサンダとぜんまいねずみ」は、上にあげた2つとともに、それを感じません。
ほんとに自然に、アレクサンダの心にそって読むことができます。

低学年の子どもたちの心にも触れるものがあるだろうと長い間この本を読んでいて感じています。

訳者は、「ことばあそびうた」「もこもこもこ」などの作者の谷川俊太郎さん。

絵も、ことばも、美しい1冊です。


アレクサンダとぜんまいねずみ 
    ーともだちをみつけたねずみのはなし
レオ・レオニ/〔作〕 谷川俊太郎/訳
出版社名 好学社
出版年月 1978年
ISBNコード 4-7690-2005-8
税込価格 1,529円
頁数・縦サイズ 1冊 28cm


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北海道の温泉

北海道の温泉について「スランになりたいな」で書いていました。
できるだけ行った直後に書きたいと思っていたのですが、今回、
 ・富士ホテル 十勝川温泉
 ・川湯温泉駅の足湯
 ・温根湯温泉 大江本家
 ・白老温泉ホテル
 ・定山渓温泉 ホテル山水
のみは、以前に「スランになりたいな」で書いたものをそのままのせました。
それ以後のものについては、投稿日に近い日のものです。
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定山渓温泉 ホテル山水

定山渓温泉 ホテル山水

これまで泊まったなかで、いい温泉宿(ホテル)はたくさんあったけれど、その温泉に行きたいというより、その温泉宿に泊まりたいから温泉に行くという気持ちになっているのは、この「ホテル山水」と「丸駒温泉旅館」の2つです。

といっても、そんなにあちこち泊まっているわけではありませんが……(^^ゞ

このホテルに泊まったのは2回目。

1回目は2年前です。
それまでも定山渓ではいろいろな温泉に泊まっていました。特に子どもが小さい頃は、プールがあるところとか、バイキングとかを基準にしていたので、この宿は、対象外でした。
でも、そろそろ、部屋食でもいいかな、プールもなくていいかな、と、なったときに、すすめられて行ったのです。

そのときのお湯のよさと、雰囲気のよさに、ぜひもう一度となったのが、今回です。

では、その「山水」のことを。
外観はそんなに大きくなく、ゴージャスというホテルではありません。15室ぐらいの部屋数。こじんまりとしたホテルというか旅館です。

1回目に行ったときは、看板を見逃して少しまよってしまいました。看板もあまり大きくありません。

玄関でくつをぬぎ、スリッパにはきかえます。
だからでしょうか。館内を子どもがスリッパなしで歩いても、あまり気になりません。(今回はいつもスリッパをはいていましたが)

ロビーは明るく清潔感はあるけど、そんなに豪華ではありません。部屋までの廊下も、部屋も同じです。

でも、ロビーや部屋には生花がさりげなくかざられていました。

女湯に入ると、比較的広い部屋にカランとシャワーのついた洗い場が6人分と内湯。

泉質は、ナトリウム塩化物泉。湯船に入ると、特に内湯は、かすかに硫黄のにおいがします。

かけ流しなのだけど、前に真冬に来たときよりは湯量が少ないような…と、思っていましたが、主人が湯加減を聞きにきた宿の方と話をしてわけがわかりました。

冬は暑いときは雪を入れて温度の調節をするのだそうですが、そうでない季節のときはお湯の量を減らしたりして温度の調節をするのだそうです。

なるほど、ということは、今回はお湯の量を減らしていたということなんですね。

とはいうものの、お湯はまろやかで、肌に気持ちがいいのは、変わらず。

広い部屋をぬけて、女湯付属の露天風呂に入ろうとすると、薄暗い小部屋を通ります。

ここには水風呂、サウナ、そして、内湯がもう一つ。それぞれ3つの壁にめりこむように作られています。

内湯はたたみ2畳ぐらいでしょうか。3方を木の壁に囲まれ奥行きがある湯船で、奥の方に入っていると、まず、入っていることに気づかれません。
というか、場合によっては、この内湯そのものに気づかないかも……。
湯船のかくれ家といった風情です。ここのお湯も熱めだけれどいい気持ち。

女湯の露天風呂に入ると、床をお湯が流れていきます。すべてがかけ流しの温泉でした。

露天風呂は岩風呂。
山が正面に見え、紅葉の季節はさぞきれいだろうと思います。ゆったりと入っていると、雪が降ってきて、風も出てきました。風で湯気がふわーっと動くのもまた一興でした。

夜には星が11個見えました。温泉街の光のなかではそんなものでしょうか。

男性の湯も内湯2つ。ただし、2つは女湯よりも大きく洗い場も広いそうです。
露天風呂も一つ。これも女性よりだいぶ広く、風情があり、ガマの像がたくさんおいてありました。

この露天風呂は、実は女性も入れる混浴になっています。
といっても、女性は専用の身体をかくす衣類をつけて入るのですが……。

意外と女性がこの露天風呂に行くことは多いようで、我が家も利用させていただきました。

私が入ったとき、若い男性があわてて後ろを向いたりして…失礼しましたと、いう、感じです。

でも、湯船はL字型なので、女性は奥まで行かないと男性の内湯は見えません。
ということで、けっこう気楽に利用できる混浴です。

また、泊まっている人数がそれなりなので、家族だけになることが、わりにありました。
お互い声をかけあって、だれもいないとわかっているときに入ると、貸切露天風呂、といった調子で、楽しむことができました。

部屋にバスタオルを広げてほす場所が確保されているのもうれしかったです。
部屋にバスタオルがおいているところで、かわかすところがないと結構悲惨なことになりますものね。

食事は部屋食。

大人の夕食は、ていねいに作られていて、とても美味しかったです。美味しい食膳酒があったのも、途中であたたかいてんぷらなどを持ってきてくれるのも、よかったです。
食器をさげてもらうときに、デザート(果物)を持ってきてくれたのも意外で楽しく感じました。

子ども料理も手抜きがないもので、好感が持てました。

朝食。…何よりうれしかったのは、海苔が焼き海苔だったこと…。他にも美味しいものはいっぱいあったのですが(^^ゞ

従業員の数はきっとそんなに多くないのですが、気持ちよく過ごしてもらおうという一生懸命な気持ちが伝わってきました。

くしを持っていくのを忘れ、ホテルにはおいていなかったので、フロントに聞くと、わざわざ用意して持ってきてくれたりということもありました。

帰りにはおみやげにちょっとした品物をもらい外へ。

雪が降ったのですが、駐車場にとめた車の雪もきれいによけておいてくれました。

そんなちょっとした心配りがいたるところにあり、やっぱり行ってよかったと思うホテルでした。
(以上の記事は2006年03月29日に「スランになりたいな」にかいたものです)
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温根湯温泉  大江本家

温根湯温泉 大江本家

217室、1020名は泊まれるという大きなホテルです。

予約したときにはこんなに大きなホテルとは思わず、いざ玄関に入るとたくさんの会合の予約が「歓迎 ○○会様」などと書かれているのを見て、びっくり、正直失敗したと思いました。

でも、広々したお風呂と館内のあちこちにかけられた油絵などで、そんなにたくさんの人がいるとは思えないほどゆったりとした気分になりました。

浴室は、かなり広く、男女とも露天風呂だけでも2つずつありました。中は滑り台のある湯、ジャグジー、2つの大きな浴槽、そして、うたせ湯。サウナ(と水風呂)もあります。いろいろあるから楽しんでみてね、ということなのでしょう。

そんな意図からか、ボディシャンプー、洗顔フォーム、シャンプー類もいろいろ置いてあり楽しめました。

お湯はアルカリ性単純温泉。硫黄の香りがほのかにしてほぼ透明です。強い特徴はありませんが、ゆったりと入れます。滑り台のところとジャグジー以外はかけ流しでたっぷりのお湯で気持ちがよかったです。

女の人の風呂は3階、男の人は2階です。露天風呂からの景色もなかなかです。

そんなこんなで、ここでも帰るまでに5回入ってしまいました。

一つ難を言えば、その大きさのため、きめ細かいサービスが施設の豪華さにはついていっていないということ。たとえば、夕食はかなりいろいろ楽しめるものがでましたが、その名前を教えてくれるということはありませんでした。土地のものなども出してくれていたので、運んでくるたびに名前を教えてくれればさらに楽しめたのにと思いました。

でも、従業員の方の態度は決して悪くはありません。同じ大きな規模でも、○○観光のような大型のレジャー型の温泉とは違い、落ち着いてお湯を楽しむことができました。

(以上の記事は2005年08月14日に「スランになりたいな」にかいたものです)
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白老温泉ホテル

白老温泉ホテル

一見したところ、
まるで期待できないような古びた外観のホテルです。

でも、100パーセント源泉のお湯は楽しめました。
地元のお客様用に(?)日帰り客用の入り口もついていました。
地元の方にも人気がある湯のようです。

入るとまず、岩風呂。(ちなみに床はタイルです)
そのあと、タイルの風呂。
そして露天風呂です。

タイル部分だけを見るとまるで昔の銭湯のような趣。

おまけに、男湯と女湯は途中までの壁で仕切られているので
天井付近があいています。
うっかり石鹸を忘れてしまったので、昔の銭湯のように
石鹸を男湯から投げてもらいました。
そんなことが自然にできてしまう雰囲気の温泉です。

昔の銭湯によくあった男湯と女湯のさかいのドアなんかもありました。
(かぎがかかっていて出入りできませんでした)

そのドアのそばに温泉のお湯を飲める蛇口があり、
ふるびたブリキのコップがおいてありました。

露天風呂は、底に沈んでいるパイプからぼこぼことお湯が出ています。
基本的にどのお風呂も、昼はかけながしているようです。
そして、男湯と女湯の境のへいに(お湯の中に)子供が通り抜けられるぐらいの
穴が開いています。
我が家の子どもたちは、そこから男湯と女湯を出入りしていました。

かんじんのお湯は
コーヒー色です。
底から30センチぐらいはまったく見えません。
死体が沈んでいてもきっとわからないだろうな、と、ふと思い、
思わず「白老温泉ホテル殺人事件」なるものを想像してしまいました。

とはいうものの、清掃状態は決して悪くはありません。

お湯に入るとぬるっとして、肌がすぐ、すべすべになっていきます。
「あ〜、温泉だなあ」
という満足感にひたれました。
婦人病にもきくそうです。

ただ、体がぽかぽかあったまる温泉ではないようです。
私は温泉に行くとその夜は足がほてって眠れないのですが
ここではそんなことはありませんでした。
汗っかきの主人もすぐ汗がひいたようです。

冬よりは、あたたかいシーズンの方がいいのかな、なんて
思ったりもしました。(これは好みでしょうが)

ちなみにここに宿泊したのですが、
ホテルの外観からは考えられないちゃんとした美味しい食事でした。
料理を作ってくれたおばさんたちがとても親切で
雰囲気がよかったです。

ただ、白老といえば、白老牛なので
別のところで焼肉を食べ、
ここは、素泊まりなんていうのもよさそうです。
(ホテルでも白老牛はでましたが、焼肉ではありませんでした)

※泉質
  ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉 
(以上の記事は2005年05月07日に「スランになりたいな」に書いたものです)
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くっくです。この名前、鳥ということでつけたほかはなんの意味もありませんが、気にいってます。カウンターの数字は「スランになりたいな」からのものです。数字が消えてしまうのはちょっと悲しかったので……。「スランの本棚」のカウンターはこれから7700をひいたものです(^^ゞ

キアです。ヴォクトの「スラン」に出てくるなかなか重要な登場人物キア・グレイの名前から拝借しました。ペットの名前に使われたと知ったら怒られそうです。
スランについて
ブログ「スランの本棚」のスランはヴォクトの古典的名作SF「スラン」からとりました。 スランというのは、新人類で、人の心を読むことができたり、知覚力や知力が現(?)人類よりはるかにうわまわっています。迫害され、表舞台からは姿をけしています。主人公のジョン・トマス・クロスはまだ9歳のスランの少年。人類や無触毛スラン(スランには触毛があるんです)に対して憎悪を持ちながらも、成長し能力が成熟していくなかで共存の道を模索していきます。 ね、なかなかいい感じでしょう。 前の「スランになりたいな」を始めるときに、たまたま「スラン」を読み返していたため勢いでつけました。勢いでつけたわりには気にいっています。 でも、この「スラン」絶版になっています。さびしいなあ。 ちなみに、昔アニメにもなった竹宮恵子の「地球へ」の主人公、ジョミーは、この「スラン」の主人公ジョン・トマス・クロス にちなんでいるそうです
                
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